第1回 建設業許可はなぜ必要??
建設業許可は建設工事の適正な施工の確保と発注者の保護を最大の目的としています。
家を建てる、駐車場を造るといった場合、一定以上の工事を施工するにあたって『建設業許可』を取得しなければなりません。
工事を発注する前に、建設業許可を持っている一定の実績のある施工業者を選び、手抜き工事を未然に防ぐ必要があります。
許可要件の中に営業所ごとに置く『専任技術者』によって、技術力のあることが証明されます。一定の資格や経験のある人しか専任技術者になれませんから、適正な施工が行われます。
建設業法では、専任技術者と同等の技術力のある配置技術者を現場ごとに置くことを義務づけるとともに、技術検定制度を設け、施工技術の確保と向上を図っています。
許可取得のために専任技術者を確保することがなにより重要です!

訪問販売型の外壁塗装業者が許可を取得すべき理由と注意点
近年、訪問販売を中心に事業展開する外壁塗装業者の中でも、建設業許可を取得する事例が増えています。セールストークに説得力を高めるだけでなく、法規制を順守しながら信頼を得る重要なツールとして活用されています。
1. 訪問販売業者にも許可が必要な理由
「訪問販売は営業のみ。工事は下請けだから許可不要」とお考えの方も多いでしょう。しかし、契約・受注の主体がご自身の会社である以上、「元請け」として建設業許可が求められます。契約金額が税込500万円以上であれば、無許可での契約は法違反です。また、たとえ500万円未満の工事であっても、許可のある業者として認められることで、お客様の安心感を得られる営業上の強みになります。
2. 許可取得が有効なセールスポイントに変わる
建設業許可を持つことは、単なる法的義務の履行ではなく、信頼性の証明としてセールスの力になる要素です。たとえば:
- 「建設業許可を受けた正規業者です」
- 「適切な保証や補償が整っています」
- 「高額工事も安心して任せられます」
といった形で、お客様に安心感と他社との差別化をアピールできます。
3. 悪徳業者との差別化が業界内でクリーンな印象へ
訪問販売による外壁塗装では、残念ながら悪徳業者の存在も少なくありません。彼らは「今だけ特別価格」「近所で工事中だから足場代無料」といった文句で契約を急かし、契約後の手抜き工事や高額請求も報告されています。
こうした業者を背景に、建設業許可を正当に取得している業者は信頼の象徴となり、クリーンなイメージを築くための重要な指標になります。
4. 悪徳業者を見抜くチェックリスト
消費者側から見た見分けるポイントも追加しておくと、業者選びの判断を支援します。信頼できる訪問販売業者とは:
チェック項目 | 内容 |
---|---|
建設業許可を提示していて許可番号も確認できる | 国の基準を満たしている証 |
無料点検後も丁寧な説明と写真・書面の提示あり | 工事内容が透明で納得しやすい |
複数社の比較を勧める | 業者が焦らせず消費者目線で対応 |
クーリングオフの説明がある | 消費者保護の意識がある |
契約書に詳細な工事内容・保証が明記されている | 契約の内容が明確で安心 |
訪問販売で契約を進める際には、これらを確認して慎重に判断することが重要です。
まとめ
建設業許可は、「なぜ必要か?」という本質的な目的(施工品質=専任技術者+発注者の保護)に加え、訪問販売業者にとっても信頼・安心・営業力の向上という効果的な役割を持ちます。悪徳業者が存在する中、許可取得は真っ当な事業者としての明確な証明です。
YAS行政書士事務所では、訪問販売型の外壁塗装業者様に対しても、建設業許可取得のサポートを多数行っております。法令遵守のリスク回避はもちろん、営業活動においても力になる許可取得を、一緒に進めていきましょう。お気軽にお問い合わせください。
